NPOのWeb活用をサポートしよう
長崎のNPO・ボランティアをサポートされているハンズオンながさきさんから、Webの活用に困っているNPOに対し広報力支援という形でサポートする事業を行いたいというご相談を受け、実際にどのような形で支援を行っていくのが良いのか、ハンズオンながさきさんが月1回開かれているハンズオンカフェでの話し合いに参加させていただきました。
もともとはWordPressについての疑問や相談にお応えする、という形でのご相談だったのですが、話をしていくうちに、そもそもWordPressでやる必要があるのか、とか、ブログでなくFacebookやTwitterのほうが向いている団体もあるのではないか、ということが見えてきて、それならそのあたりからヒアリングして、Webをどう活用していくか、というところから相談を受けるようにしたほうが良いのではないか、ということになりました。
そもそもなぜ、と本当に必要か、を考える
お仕事で「Webサイトを作りたいのですが」とか「ブログを立ち上げたいのですが」というご相談を受ける場合があります。このとき、「では参考サイトはございますか?」とか「予算はこれくらい、納期はこれくらい」みたいな話をいきなりすることがあると思うのですが、僕は「そもそもWebサイトやブログを作る必要があるのか」「なぜWebサイトやブログを作ろうと思ったのか(本来の目的は何か)」を尋ねたり、作るにしても「WordPressでやる必要があるのか」という話をするようにしています。そうすると、実は大きなお金をかけてWebサイトを作る必要が無さそうだったり、WordPressよりもSNSやレンタルブログを活用するほうが向いているのでは、ということが見えてくる場合があるからです。
ハンズオンながさきさんが「長崎のNPOのWebサイト・ブログの所有率や、立ち上げ後の活用度を調べたところ、有効に活用できている団体はほとんど無かったんです」という話をされていて、これって「自分たちでとりあえず立ち上げたけど活用方法がわからない」というパターンも多いとは思うのですけど「制作会社に依頼したのに目的や活用方法を明確にせず立ち上げるだけ立ち上げて後は勝手に更新してくださいー」みたいな感じで、効果も出ず、そのまま触らなくなってしまった、というパターンも多いのではと思うのですよね。
最近は検索エンジンもコンテンツの質を評価するようになっていると言われていますし、ブログコンサルというと大げさですが、どういう記事を書いたほうが良いのかとか記事を書くコツみたいなサポートがとても大事になってきていると思っています。その辺りを放置しているくせにSEOがどうとか、ブログとはですねぇみたいなことを言っている業者は本当に多いと思うので(ぁ、つい毒が…
せっかく立ち上げたWebサイトが止まってしまったときの問題点
せっかくきれいなデザインの立派なWebサイトやブログを立ち上げても、目的を明確にしないために内容の無いただの日記になってしまったり、更新情報が「Webサイトを公開しました」のまま止まったりしてしまっていると、せっかくの制作費用が無駄になってしまいますし、本当にその団体が活動をしているのかわからず信用力の問題にも繋がるという意見もでました。
僕はあんまりセミナー講師という柄でもありませんし、プロセミナー師みたいに思われるのもアレなので、とりあえず少人数でそのあたりの勉強会・相談会という形でやってみようということになりました。微力ながら、悩んでいる方や団体さんの相談をお伺いし、問題解決ご協力できれば良いなと思います。
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この日は長崎市立図書館の方がハンズオンカフェの取材にこられていて、NPOをサポートするために図書館ができることは何かという話しが出て案を出しあったり、ハンズオンながさきさんがラジオ番組を始めるということでラジオのネーミング案を出しあったり、いろいろなところに話が展開して楽しかったです。それと、僕はNPOやボランティア活動をされている方とほとんど繋がりがなく、そのような活動をされている方や団体が身近にあるということをほとんど感じたことがなかったので、そのような話を聞いて僕も頑張らないとなーと改めて思いました。