ロゴや名刺等々について、長崎のデザイナー、PRISM! の中村圭太さんにご協力いただきました。
もともと中村さんとは地元の勉強会で多少面識があったりしていて、Facebook にたまに流れてくる制作実績がとても好きで、もし自分のロゴとかを誰かにお願いすることがあったら絶対中村さんにお願いしようと決めていました。でもお金の問題もあったり、他に優先事項があったりしてまぁいつかお願いできるタイミングがきたら…としっかりいつまでにやると決めていたわけではなくてふわっとした願望くらいの感じではありました。
もともとロゴや名刺、サイト等々モンキーレンチのデザインに関する部分も全て僕が自分でやっていたのですが、今年のあたまくらいから結構いろいろ問題があるんじゃないかという気がしてきて、どうにかしたいなと思い始めました(よく覚えていないのですが、デジタルキューブさんが US の Camp にいってブランディングについて取り組み始めたみたいな話を聞いて問題意識をもった気がする…けどよく覚えていないし全然規模も違うのでなんかすみません…)。で、どうしたもんかなーと思っていたときに偶然中村さんとお会いして、勢いで「ロゴのデザインとかリブランディングをお願いしたいんです」みたいなことを勢いで言って、ちょうど仕事が落ち着いてきたりもあってお願いすることになりました。
僕は普通の仕事でも誰かに外注でやってもらった経験もないし、まして自分のものをお願いするなんてことは全然できるとも思っていなかったので、結構いろいろな学びがありました。そういう点も含めて記事に残しておこうと思います。
ロゴ
ロゴは絶対お願いすると決めていたのですが、無理を言ってロゴマニュアルも作って頂きました。普段はあまりこういうのは作られていないそうなのですが、こういうガイドラインがあるということ自体がブランド価値を高めれるんじゃないかと思ってお願いしました。期待以上に良いものが上がってきて、流石や…!と感激しました。
ロゴについても、最初に見せてもらったときに一発で気に入ったのですが、すかさずなんでこういう色にしたとか意匠にしたとかも説明頂いて、なるほど…!と何度も唸らされました。もともと中村さんは制作実績にも意図とか考えとかを詳しく書かれている方で、そういうのもあってお願いしたいと思っていたのでやっぱりお願いしてよかったなと思いました。
名刺
名刺については自分でつくった現状のものをわりと気に入っていたのですが、サイトはとりあえずリニューアルしないことにしたので、せっかくつくって頂いたロゴを出す場所がすごく減ってしまうなぁということで名刺もデザインをお願いしました。今の名刺は WordPress の活動をめっちゃしているということがわかるように、いろいろ書いていましたが、そういうものは全部とっぱらってスッキリしたものになりました。
ステッカー
せっかくなのでステッカーもつくりましょうとご提案頂いたのと、結構ステッカーを配られている方や企業さんを見ることが多かったので、それならとステッカーもつくって頂きました。最初はモンキーレンチ型のデザインを提案頂いたのですが結構サイズが大きくなっちゃうのが気になって、丸型のデザインに変更してもらいました。でもモンキーレンチ型というのは結構おもしろいアイデアだと思うので、機会があったらまたつくってもらいたいなと思います。
何をお願いすれば良いのか決めるのが難しい!
そもそもの部分になってしまいますが、何をお願いするのかを決めるのが非常に悩ましかったです。中村さんがロゴ単体とかよりはブランディング自体に力を入れられている方なので、本当はロゴもサイトのデザインも、もっと言えば封筒とか印鑑とかも全部お願いしちゃえるならしちゃったほうがモンキーレンチのリブランディングとしての効果は高かったと思うのですが、予算の問題もあるし時間の問題もあるしで、何をお願いするかについては結構最後のほうまでわちゃわちゃしてしましました。
最終的にはロゴと名刺・ステッカー、.org のプラグインページのヘッダー画像のテンプレート、バナーのテンプレート、スライドデザインを作って頂きました。サイトのデザインも自分持ちで良いのでやりたいと言って頂いていたのですが、僕が校正にかける時間が厳しかったり、どうせやるならそもそもサイト構成や内容から見直さないといけないんじゃないか…みたいになってきたのでそこは今後自分でやるかまた別でお願いするかということでペンディングにしました。
要望を具体的に伝えるのは難しい!
これはお願いする側になってはじめて思ったのですが、要望を具体的に伝えるのってかなり難しいなと思いました。結構制作者ってクライアントからの修正要望とかについてあれこれ言うじゃないですか。でも普段つくる側の僕でも難しかったので、一般のクライアントさんにとってはかなり難しいことだよなぁと改めて思いました。自分の中には想いとかこういうことを実現したいというのはあったりするんですけど、そのために何が必要かとかどういうものが欲しいというのはなかなか明確に提示できないんですよね。そういう中でつくってもらって、やっぱりちょっと違うなとかこうして欲しいなというのがでたりすると思うんですけど、プロが提示するんだからそのままが良いのかなぁとか、でも素人ながらこうしたほうが良いと思うんだけどなぁとかモヤモヤしますよねぇと。
僕もロゴについては一発で気に入ったのですが、あとは何をお願いするかももやもやした状態だったので結構修正とかお願いすることになっちゃたりして申し訳なかったです。
まとめ
いろいろなモノが新しく良いものになったことはもちろん良かったのですが、自分のモノについて頼む側を経験できたこと、他のプロ(デザイナー)さんがどういう考え方でどういう提案や話の持っていき方をするのか、というのを当事者として体感できたのもとても勉強になって良かったです。
「モンキーレンチ」という名前には何のこだわりもなくて適当に決めたものだったのですが、何か意味があるはずだから大事にしたほうが良いと言われて、せっかく自分のプロダクトもいっぱいつくってるし、そっちにもブランドとして活かせるように、プラグインとかライブラリ的なものについては「レンチ」から工具の名称をつけるようにする、今開発中の有料テーマについては「モンキー」から猿に関連する名前をつけるようにする、ということにしました。
サイトについてはとりあえずロゴを変更しただけになっているので、デザインも頂いたカラー設計なりコンセプトに沿った形で手直しした行きたいなと思います。そのためにもはやく有料テーマの販売を開始して不労所得を得たい所存です。