WordPressに大量の記事を登録したい場合はCSV Importerが便利

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WordPressでネットショップや地域ポータルなどを制作する場合、商品リストや店舗リストなどを数多く登録する必要があると思います。そんなとき、一つ一つ管理画面から入力、投稿するのは大変な労力がいりますし、もしデータが数千とかだともう無理ですね。

そんなときはCSV形式のデータを一気にインポートできる「CSV Importer」が便利です。

使い方

1.CSV Importerをインストールし有効化

WordPress › CSV Importer « WordPress PluginsからCSV Importerをダウンロードし、WordPressにインストールします。有効化すると、WordPress管理画面の「ツール」に「CSV Importer」が表示されます。

2.CSVファイルを作成する

CSV Importerでデータをインポートするには、CSV Importerの指定するフォーマットのCSVファイルを用意する必要があります。フォーマットは1行目に何のデータかを表す項目名、2行目からは登録したいデータです。特に指定が必要でない項目は省略することができます。

1行目の項目 説明
csv_post_title ページタイトル。必須。
csv_post_post 記事の内容
csv_post_type 記事のタイプ。post:投稿、page:固定ページ、それ以外:カスタム投稿タイプ
csv_post_excerpt 記事の要約
csv_post_categories カテゴリー。複数ある場合は,(カンマ)で区切る
csv_post_tags タグ。複数ある場合は,(カンマ)で区切る
csv_post_date 投稿の日付。YYYY-mm-dd HH:ii:ss
csv_post_author 投稿者
csv_post_slug スラッグ
csv_post_parent 親ページID
csv_ctax_タクソノミー名

カスタムタクソノミー。複数ある場合は,(カンマ)で区切る。最新バージョンでは階層を持つカスタムタクソノミーも対応と書いてありますが、同封されているサンプルで試したところうまくいきませんでした。階層を持つカスタムタクソノミーを設定したいときは、そのカスタムタクソノミーを一旦「階層無し」に設定してCSVをインポート、その後カスタムタクソノミーを「階層有り」に設定しなおせば大丈夫でした。(参考:CSV Importerでカスタム投稿・カスタムタクソノミーをインポート | WP! WP!

追記:2012-03-21

階層のあるタクソノミーで、親子関係のない複数のタームを設定する場合
タクソノミーを一旦「階層なし」にしてインポート。その後「階層あり」に戻す。
階層のあるタクソノミーで、親子関係のあるタームを設定する場合
CSV Importerで階層のあるカスタムタクソノミーをインポートする
階層のあるタクソノミーで親子関係のある複数のタームを設定する場合
教えてください!
カスタムフィールド名 「csv_」で始まらない項目はカスタムフィールドとして扱われます。

日本語のデータはダブルクォーテーションで囲まないと変な数字の羅列?のようなデータが登録されてしまいました。僕はExcelでCSVデータを作成しましたが、Excelは各項目をダブルクォーテーションで囲ってくれないので、「ExcelでCSVを作成するとなぜかダブルクォーテーションで囲ってくれないのでその対処法」に書いた方法を用いて、ダブルクォーテーションで囲みました。

3.ツール => CSV Importer からインポート

CSVファイルを作成できたら後はインポートするだけです。もしデータのインポートが失敗して変なデータが大量に登録されると大変なので、インポート前に必ずデータベースのバックアップを取り、何かあったときには復旧できるようにしておいたほうが良いでしょう。僕も何度か失敗しましたので…。

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この記事を書いた人

キタジマタカシ

長崎在住、フリーランスのWordPress テーマ / プラグインデベロッパー。 多数のプロダクトをオープンソースで開発・公開しています。現在は WordPress 有料テーマ Snow Monkey を開発・販売しています。