1月23日に京都で開催された WordBash Kyoto に参加してきました。準備段階から関わらせて頂いて、イベントページのコーディングなど担当しました。
イベントページについて
イベントページは GitHub で issue をたててプルリクを送りながら開発するという今風な制作手法で制作されました。コードはもちろん、行われたやり取りも全て GitHub で公開されています。どういった流れて今の形になったのかとかがわかって、とても面白いですよ^^
こういった制作手法はモダンだし、イケイケの会社さんでは普通なのかもしれませんが、僕のような地方弱小フリーランサーにとってはなかなか経験しないことだったので、とても刺激的で楽しかったです。
ページは GitHub Page で公開されるようになっていて、途中から @Toro_Unit さんがプッシュすると Travis CI でビルドが行われて自動的に GitHub Page に反映されるようにしてくれました。このデプロイの流れがとてもスマートで素晴らしく、いろいろ応用できそうだなと思いました。同じく @Toro_Unit さんが WordPress のテーマを自動ビルドしてサイトに反映する方法をブログに書かれていますので、こちらも合わせて読むとおもしろいと思います。
WordBash Kyoto!
そして WordBash Kyoto。このイベントは「最初っからクライマックス?〜懇親会から始まるイベントはじめました〜」がテーマで、昼間からいきなり乾杯で始まるという、なかなかお目にかかれないイベントです。パネルディスカッション主体となっており、飲みながら参加者も含めてワイワイガヤガヤでき、とても盛り上がって、参加者の皆さんにも楽しんで頂けたように思います。
初めての試みでいろいろと反省点もでてきていますので、もし次回開催するときは、もっと快適にお楽しみ頂けるのではないかと思います!
内容については、僕はステージにいる時間が多く、あまりよく覚えていない^^;というか客観的な感想が書けそうにないので、参加された方が書いてくださった記事をご紹介します。
Habakiri Advent Calendar 2015 総まとめ!
イベントの中で「Habakiri × Lightning」というパネルディスカッションがありました。Lightning は Habakiri と同じ Bootstrap ベースのテーマで、見た目やコンセプトなども何となく似ているので、比較されることの多いテーマです。
で、そのパネルディスカッションの前に、そもそも Habakiri とか Lightning とかどんなテーマやねん、ということでセッションの時間を頂きました。僕は昨年 Habakiri Advent Calendar をやって Habakiri について書き尽くしたので、そのまとめをやれば全貌がわかるかなということで、Habakiri Advent Calendar 2015 総まとめ!と題してセッションの時間を頂きました。
その他、参加者の方といろいろお話したこと
Habakiri の functions.php がぱっと見難しそうで Lightning を使うことにしました。
これはちょいちょい言われますw Habakiri の functions.php はクラス化してあり、他のテーマでは見かけないので難しそうに見えるかもしれません。ただ、Habakiri(に限らずですが)は基本的に子テーマでカスタマイズしていくものなので、Habakiri(親テーマ)の functions.php の難しさというのはあまり問題にならないのではないか、と思っています。
Habakiri で定義された設定を消したり上書きしたりする場合は多少 functions.php を読む必要がでてくるかもしれませんが、Habakiri 自体はそこそこ薄いテーマで、子テーマで機能追加していくことのほうが多いと思うので、そういう意味でもあまり問題にはならないのでは無いかなと…。もしどうしてもわからんという方は、具体的にご指摘いただければマニュアルサイトに記事追加します!
ランサーズ案件で Habakiri を活用しています。
Habakiri をはじめ、僕がつくった WordPress や jQuery のプラグインを活用して、効率的にランサーズ案件で売り上げを上げている、という嬉しいお話をお聞きしました。ランサーズ等のクラウドソーシングといえば超格安なのに要求が半端ないブラック案件だらけ、というイメージでしたが、そんなに大きな案件ではないけど格安でもないお手頃な案件も多く、また、Web の知識が少ないご依頼主も多いので、きちんとした提案ができれば無駄に工数をかけなくても満足頂ける Web サイトを制作し納品できる、その工数削減の部分で Habakiri やプラグインが役立っています、というお話でした。
僕はクラウドソーシングは未経験なのですが、僕の知らないところでそうやって僕が開発したプロダクトが活躍しているというのはすごく嬉しく思いました。ただ、そのようにユーザーさんが売り上げを上げている一方、プロダクトの開発者である僕にはそのプロダクトに関する依頼がそんなになかったりするので、もうちょっとアピールの仕方であったり、提案の内容だったりを考えないといけないのかな…と思いました。
なぜ Basis を作ったのか。Flexbox Grid で良くない?
Basis は Flexbox ベースの CSS フレームワークです。ただいま絶賛開発中なのですが「Flexbox ベースなら Flexbox Grid で良かったんじゃないですか?」との質問をうけました。確かにできることはほとんど同じなのですが、Bootstrap や Habakiri を使う中でいろいろと見えてきたものがあり、その関係で…というところになります。
- class 名にはフレームワーク独自の prefix が欲しい。
- 命名は BEM ( MindBEMding ) が良い。
- 12 グリッドだと実戦では汎用性に欠ける。もっと柔軟性が欲しい(Basis は2〜12の分母が使用できるグリッドシステム)。
- Bootstrap や Foundation ほどのモジュールはいらないけど、グリッドシステムだけでは寂しい。
Habakiri を npm に置いて欲しい
Habakiri は gulp を使用していて、普通に使う分には関係ないのですが、フォークしてパッチを送りたいとかいう場合には Habakiri の gulp を動かす必要が出てきます。そのときに、Habakiri の package.json をあまりメンテしていないため、終了したパッケージ等があると gulp がこけてしまいます。もし Habakiri 自体を npm に置いておけば、そのあたりの依存性を npm が良い感じに処理してくれるので楽ちん、ということだと思うのですが、既に GitHub と WordPress.org の二重ホストでもめんどくさいのに、さらに npm にもホストするというのはなかなかキツイものがあります…。
ということで、もし package.json の内容が古くてこけてしまう場合は、最新版にした内容自体をプルリク等してもらえばそれも反映するので、そうして頂けると嬉しいかなと。
イベントは無事終了しましたが…
イベントは大盛り上がり上がりで無事終了したのですが、その翌日、九州が歴史的大雪になってしまい、帰りの予定の飛行機が飛ばず、何とか動いていた新幹線で博多までは行けたものの、そこから長崎までのルートが完全にアウトということで、2日間博多に足止めを食らってしまいました。
今回は妻と子どもも一緒に京都まで行っていたのですが、妻が熱を出してしまい、ホテルも何とか予約できたものの、15時まではチェックインできないということで、JRの事務室で横にならせてもらったりしました。JR 京都駅さんありがとうございます。
博多に2泊して JR で帰宅したものの、寒波で自宅の水道管が破裂しており水がでない。子どもも熱をだし、病院に行くと母子ともにインフルエンザ。行きは飛行機だったので車は空港、ただ高速道路が止まっていてバスでは空港に行けず、船で大村湾を渡り空港まで車を取りに行ったりとても大変でした。諸々で予定していた旅費の倍ほどお金がかかり、見事に赤字です(TT 厄払いしたほうが良さそう…。