WordCamp Tokyo 2015で、10分でWordPressサイトを作るという話をしました。

10/31、11/1 に開催された WordCamp Tokyo 2015 で、「WP-CLIとWordPress公式ディレクトリを活用した爆速サイト構築術 -インストールからデザイン、ページ作成までを10分で!-」というタイトルで登壇させていただきました。前々日入りしていろいろ参加してきたので、それらもあわせてご紹介します。

多言語・翻訳ナイト Vol.1 @Tokyo ~ 翻訳サービス・多言語サイト運営者・開発者が集まって多言語メディアの今後について語らう夜

10/29 に渋谷で開催された「多言語・翻訳ナイト Vol.1 @Tokyo ~ 翻訳サービス・多言語サイト運営者・開発者が集まって多言語メディアの今後について語らう夜」に参加しました。こちらは翻訳サービス運営者、多言語サイト運営者、翻訳・多言語化ツール開発者で集まっていろいろ話しましょうというイベントで、僕はどれにも当てはまらないので、どうしようかなと迷っていたのですが、興味のある方も大丈夫ということだったので参加させていただきました(一応、Habakiri の公式サイトには2ページほど英語版があるので多言語サイトの運営者と言えなくもない…)。

詳しい内容は Automattic の直子さんのブログで紹介されていますのでご覧ください。

僕もテーマやプラグインを作ったり、外国人の方から質問がきたりしたときは翻訳をしますが、もっぱら Google 翻訳だのみで、大幅に意味が変わってなければいいや的な感じなのですが、やはり翻訳者の方や多言語サイトの運営・開発者の方々はそのあたりの意識が全然違っていて、ただ直訳するだけではなく、その国の文化とか流行とか、そういうのも考えてちゃんと「伝わる」言葉に翻訳しなければいけない、というのがまずあるようで、それがすごく新鮮でした。開発者の方もただ直訳するシステムというわけではなく、その辺りをどう攻略していくかというのをよく考えられていて、すごいなーとすごく刺激を受けました。

WordPress のような世界的にマーケットがあるものだと、日本だけでビジネスをやるより世界も含めてビジネスをできたほうが規模が全然違うので、改めてちゃんと海外対応もしようと思いました。

シンプルでカスタマイズしやすいWordPress公式テーマ「Lightning」と多機能プラグイン「ExUnit」で作るビジネスサイト

埼玉のコワーキングスペース7Fで、BizVektor の開発者石川さんが新しく開発したテーマとプラグインの紹介をするということだったので参加しました。

多言語ナイトにコワーキングスペース7Fの星野さんもこられていて「いつか行きたいと思っているのですが遠いですよねー」と聞くと、「いや、3〜40分くらいですよ」「え!そんなに近いんですか!じゃあ行きます」という感じで、もう募集定員も埋まってしまっていたのですが飛び入りでの参加でした^^;

この日7Fでは翌日に控えた WordCamp の準備作業が行われていて、僕も WordPress カルタの箱詰め作業を手伝いました。実は、僕はこの WordPress カルタの監修もお手伝いしていたのです!と言っても「この関数も入れたほうが良いんじゃないでしょうか」とかちょぴっとお応えした程度なのですが、作者の松尾さんから、お手伝い頂いたので、ということで1つ頂いてしましました。ぜひいつか長崎の WordBench でやりたいなと思います!

で、肝心の ExUnit のセミナーなのですが、僕の「10分デモ」が全く動かないというバグを見つけてしまいまして、その改修作業をしながらだったので、あまりちゃんとお聞きできませんでした。スミマセン…。

でも、最後の質疑応答が僕にとってはすごく印象的でして、「Lightning でも BizVektor のデザインスキンのようなものは販売されますか?」とか「Lightning でもコピーライトを消すプラグインは販売されますか?」とか、有料アドオンについての質問がでていて、あー、もうこれは既にビジネスになっているなーと。僕も Habakiri というテーマを開発していて、Lightning と同じ Bootstrap ベースのテーマで見た目も何となく似ているし、公開時期もほとんど同じということで勝手にライバル視していたのですが、もうそういうのを求めているユーザーは Lightning に行っちゃうよね、というのをひしひしと感じました。BizVektor とか Lightning の真似をしてデザインスキンとかコピーライトのアドオンとかを販売したりしていたのですが、石川さんの後追いをしても多分離されるばかりだと思うので、Habakiri 自体でマネタイズするにはもっと別の角度からやらないといけないなと勉強になりました。

WordCamp Tokyo 2015

とういことで WordCamp です。僕のセッションはお昼からだったので、午前中は自由に見て回れました。

オープンデータとオープンソース、そしてWordPress

最初は宮内さんのセッションに参加しました。オープンデータ、オープンソースについてのアメリカの取り組みの事例と、日本も遅れてはいるけど頑張っているところもあるよというお話でした。僕はオープンデータとか海外事情とかは疎くてほとんど知らなかったのですが、GitHub で法案のやりとりをしているとか、コンペで受注した後に市民からプルリクを受け付けるとか、米国政府として CSS フレームワークを公開しているとか、オープンデータ(公序良俗がどうとかがない本当にオープンなデータ)が積極的に公開されているとか、いろいろなことが知れた本当に勉強になるセッションでした。

参加者はそれほど多くなくて、一制作者という視点から見るとあまり自分には関係ない、ということであまり多くなかったのかなと思うのですが、制作者・開発者側からしか(だからこそ)こういった世界にしていったほうが良いんじゃないの?と言えることがあると思うので、そういった意味ではもっと参加者がいても良かったのではないかなと感じました。

詳しくは宮内さんのサイトにまとめられていたので、そちらをご覧ください。

WordPressで行う継続的インテグレーション 入門編 -プラグイン開発・保守地獄から学んだこと-

WordCamp Kansai 2015 で一緒に CI のセッションをした @Toro_Unit さんのセッション。前回に引き続き CI についてのセッションで、ご自身の経験を元にもっと深掘りした内容になっていました。関西のときはわりとまばらかな、という感じだったのですが、東京は満員!意識の違いが、タイトルが良かったのかはわかりませんが、自分自身でプラグインを開発したことがある方なら何度も何度も頷いたりニヤリとする部分がある内容だよなーと思いました。

詳しくは Toro_Unit さんのサイトにまとめられていたのでそちらをご覧ください。

仕事だと納期もあるし、決まった状況だけで動けば良いというのもあるし、WordPress なら機能的なものよりサイト制作よりなことが多いと思うので、それほどテストを書かなくてもやれてるというのはあると思いますが、プラグインのように何千・何万という環境で、さまざまな設定、さまざまなプラグイン・テーマとの同時使用を想定して開発しないといけないものとなると、やはりテストを書いていないとウワー!となることがあるので、プラグインを作るときはテスト書いたほうが良いよと思います。今回東京で僕は CI 三兄弟とめっちゃ呼ばれましたが、堀家さんや Toro_Unit さんに比べると全然テスト書いてないほうなので、もうちょっとちゃんとしよう…と思いました。

WP-CLIとWordPress公式ディレクトリを活用した爆速サイト構築術 -インストールからデザイン、ページ作成までを10分で!-

Photo by 齋木 弘樹

Photo by 齋木 弘樹

で、僕のセッションです。東京だし、初めて一人で大きな場所でやるということで、何度も構成からやり直して、前日まで調整を入れるという、いつもなら考えられないくらいスライド作るのに時間がかかりました^^;

ただ喋るだけだとインパクトが無いと思ったので、最後に10分でWordPressサイトを作る、というデモをやりました。家で何回か練習して一度も10分に収まらなかったので結構不安だったのですが、本番ではギリギリ成功できて良かったです。

WP-CLI が実行できる場所について

Facebook で @hinaloe くんからツッコミが入ったのですが、スライドの中で「WP-CLI は WordPress のディレクトリでしか使用できない」という部分がありまして、確かに補足がなかったのでここに書いておこうかと思います。今回のセッションは WP-CLI の説明だけをするセッションではなく、参加者の方も WP-CLI という名前だけは知っている・もしくは知らない方という想定だったので、あまり細かいところまでは触れていませんでした。WP-CLI は公式サイトの手順通りにインストールすると WordPress のディレクトリじゃないと WP-CLI が実行できないので、スライド中ではそのような前提で話を進めています。各コマンドに--pathオプションを指定する、または、WP-CLI には設定ファイルがあって、そこにパスの設定をすることで WordPress のディレクトリ外からも WP-CLI が使用できるようになります。

Habakiri について

10分でサイトのデザインの調整まで行うには、カスタマイザーが必須になってくるので、今回は慣れている自作の Habakiri を使いました。ちょっと宣伝臭くなるのが嫌だったのですが、セッションが終わった後 Habakiri について質問してくださる方がちらほらいて、ページ上であれこれ書くだけより、やっぱりリアルで使い勝手をお見せしたほうが伝わりやすいんだなと思いました。結構「無料なんですか?」という質問もされたのですが、公式ディレクトリ掲載テーマなので当然無料なのですが、やっぱりテーマはプラグインに比べて公式ディレクトリの認知度が低いんだなーと改めて思いました。テーマ作者はプラグイン作者に比べてあまり多くないので、何かできることがあればいろいろやっていたいなと思います。

余談ですが…

ググると結構「◯分でできるWordPress」とか、「このテーマを使えば10分でWordPressサイトができます」とかでてくるのですが、あれほとんど嘘だと思うんですよね(あ、言っちゃったw)。僕のデモを見た方ならわかると思うのですが、あれだけスクリプトで自動化して10分ギリギリだったので、手動でやるとせいぜいインストールと設定までが限界なんじゃないかなーと。

【ハンズオン】まだタスクランナー使っていないって本当(マジ)?仕事に対する効率化意識向上のためのgulpハンズオン

今回はセッションだけでなくハンズオンのメンターも担当させていただきました。最初に「Gulp のハンズオンの手伝いをしてほしい」というご相談を頂いたときは、僕で大丈夫なの…と思いましたが、メイン担当のハムさんtecking さんのわかりやすい資料と、他のメンターの方のおかげでご迷惑はおかけせずにすめたかなと思います^^;

Gulp といってもやれることの幅が広いので、90分という時間ではなかなか難しいところもあり、最後までは理解できなかった方もいらっしゃったかもしれませんが、おおよそ予定通りに進められたのではないかなと思います。参加者の方で Gulp が初めてだった方は「なだこれ難しい、使わなくていいや」と思ってしまうことがあったかもしれませんが、よくわかっていない僕がメンターをできるくらいには何とかなるものでもあるので、とりあえずできる範囲からでも導入していくだけでも、使わないよりは全然楽になって良いのではないかと思います。

2日目:コントリビューターデー

2日目はコントリビューターデーでした。セッションはなく、いつもお世話になっている WordPress やコミュニティに自分も貢献しようということで、コア班、プラグイン班、テーマ班、フォーラム班などなどの班にわかれて、それぞれ作業を行いました。

僕はプラグイン班のメンターをお願いされていたのですが、プラグイン班は Toro_Unit さんと岡本さんという豪華メンター、かつそれほど参加者がいない、かつみなさんガチ勢ということだったので、僕はテーマ・プラグインの翻訳に関するブログ記事を書いたり、要望があったプラグインへの機能追加などを行っていました。Toro_Unit さんと岡本さんのサポートで、全くプラグインを作ったことがない方がプラグインを作って公式に申請されたり、オレオレプラグインは作ってたけど公式にはあげていないという方が申請されたり、実りの多いコントリビューターデーだったのではないかと思います。僕がテーマを作るようになったのも、WordCamp Kansai 2014 のコントリビューターデーがきっかけなので、これがきっかけでいろいろすごいものが生まれてくると素晴らしいなと思いました。

懇親会とか

前夜祭、1日目懇親会、2次会、2日目懇親会と連日懇親会続きでしたが、とても楽しかったです。WordPress とか仕事のことを話せる人がこんなにたくさん一箇所に集まる機会というのは本当に少ないので、こういう場を作って頂けるというのも本当にありがたいなと思います。東京や関西では、WordCamp が終わった後も、もう WordBench が開催されていて著名な方々が集まられていたりしているのを見ると、Camp 以外にも身近にそういう場があるのは羨ましいなと思います。大原さんみたいに毎日日本中をうろうろするのは難しいですが、僕も行けるときはできるだけいろいろなところに顔を出したいなと改めて思いました。そしてプロダクトはリアルで見せて紹介しないとなかなか伝わらないということがわかったので機会があればどんどん宣伝しようと思いますw

今週末開催の WordBench 長崎(コーディングを考慮したWebデザイン)はまだ空いていますので、もしご興味がある方・お時間がある方はぜひぜひお越しくださいませ!

 

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MW WP Form はショートコードベースのフォームプラグインです。多くの機能を持っており、例えば、多くのバリデーションルール、問い合わせデータの保存、そしてグラフ機能集計などを使用することができます。 さらに詳しく

Habakiri

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Bootstrap ベースのシンプルな WordPress テーマ。レスポンシブ、多くのカスタマイズ機能。圧縮された CSS・JS を使用する高速化対策。Microformats 対応。Sass、クラスベースの functions.php。 さらに詳しく

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